【210万円の助成金も】東京ゼロエミ住宅の水準3で家を建てるには?
目次
『水準3』の家を建てられる工務店はあまり多くない
上記の表を見ていただくと、水準2と水準3の差が大きいと思いませんか?戸建の場合は150万円以上の差があります。
この差は何かというと「工務店の技術力」です。同じ家を建てるのにも関わらず、工務店の技術力によって気密性などに差が出ることで水準をクリアすることが出来ずに150万円以上の差が出てしまいます。
この金額は決して小さい金額ではないので、ぜひ検討する際には水準3をクリア出来る工務店を検討してみてください。
比較中の工務店に聞いてほしい2つの数字
では、水準3をクリア出来る技術力のある工務店をどうやって見極めれば良いのでしょうか?
もちろん、「東京ゼロエミ住宅導入促進事業の水準3が可能ですか?」とストレートに聞くのもアリですが、次に記載する2つの数字を確認してみましょう。
東京ゼロエミ住宅導入促進事業を利用する上で工務店に確認をしてほしい2つの数字は「UA値」と「削減率」です。
聞いてほしい数字①:UA値『0.46以下』
まず1つ目に聞いてほしい数字が「UA値が0.46以下が可能か」です。
UA値とは外皮平均熱貫流率のことで、住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。
つまり、この数字が小さければ小さいほど室内の熱が外に逃げにくいので省エネルギー性能が高いことを示します。
このUA値がどの程度の数値を出せるかによって工務店の技術力が分かります。
聞いてほしい数字②:国が定める省エネルギー基準からの削減率『40%以上』
次に聞いてほしい数字が削減率です。この削減率は「国が定める省エネルギー基準からの削減率(再エネ除く)」からの率です。水準3では40%以上の削減率が必要です。
この値を実現するのが難しいという工務店が多いかと思います。
口頭での可否ではなく検査をしてくれるかを確認しましょう
工務店に聞いてほしい数字を紹介しましたが、この数字に関しては担当者の口頭での可否だけで安心せず「しっかりと検査・測定をしてくれるか」も聞いてみてください。
気密性能や削減率を検査する機関などもあり、証明書などの発行も可能です。
口頭で可否を聞いただけで、建ててみたら下回れずに補助金が利用できないなどのトラブルにならないようにしっかりと検討しましょう。
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