
DATE 2021.11.25
【木のことを知る Vol.13・桜】
多摩エリアを中心に家づくりを手がけている工務店 八幡(やはた)です。
12月に入りましたね。これから冬本番を迎えますが、今日は桜の木についてお伝えいたします。ただお花見用としてではなく、建築材としての桜を考えてみます。
桜の木は300種類以上あるそうですが、私たちがよく耳にするのが「ソメイヨシノ」ではないでしょうか。
このソメイヨシノは育ちが早いため幹のなかに空洞ができやすく、木材として利用することは難しいようです。
それに対し、木材としてよく用いられているのが「ヤマザクラ」という品種です。
ほかの種類と区別するため「本桜」とも呼ばれるヤマザクラは、堅すぎず柔らかすぎないのが特徴。加工がしやすいため、古くからさまざまなものに利用されてきました。
たとえば和菓子の型、浮世絵の版木(はんぎ)などもヤマザクラがよいとされてきました。加工がしやすいだけでなく、彫った部分がつぶれにくく表面がなめらかなので、版木に適しているのだそうです。
そんなヤマザクラはきめが細かく、肌ざわりがいいのが魅力。さわる度に、心地よい感触が得られます。また色合いは淡く、品があって、桜の花のような美しさがあります。フローリングに使用すれば、快適に過ごせるだけでなく、お部屋を優雅に彩ってくれるでしょう。
※画像はマルホンのホームページより引用

同じカテゴリの注目記事
- ファミリークローゼットの大きさは家族構成で考えた方がいい?おすすめの収納計画方法とは?
- 平屋を建て替えるならどんな間取りがいい?おすすめの間取りや考え方をご紹介!
- スタディヌックで子どもがゆっくりできる空間を。ヌックを活用した新しい家づくり
イベント情報

人気の建築事例
CATEGORY: | |
---|---|
TAG: |