
DATE 2021.09.23
【いったい何が違うの? Vol.4・ベタ基礎と布基礎】
多摩エリアを中心に家づくりを手がけている工務店 八幡(やはた)です。
家の土台となる「基礎」には、「ベタ基礎」と「布基礎」という2つがあるのをご存じでしょうか。今回は2種類の基礎の違いをみてみましょう。
<ベタ基礎とは・・・>
ベタ基礎は、床一面と「立ち上がり」を、鉄筋が入ったコンクリートで一体化。家の重みを大きな「面」として支えます。ちなみに立ち上がりとは、壁のように床から垂直に立ち上がっている部分のことをさします。面で支えれば荷重を分散できるため、耐震性が高いのがメリットですが、そのぶんコストが高くなります。
<布基礎とは・・・>
布基礎は立ち上がりのみで建物を支えます。面で支えるベタ基礎に対し、「点」で支えるカタチになります。また鉄筋が入っているのは、立ち上がりのみとなります。コストを抑えやすいぶん、耐震性はベタ基礎よりも低いのが一般的です。
ここで改めて、それぞれのメリットとデメリットをまとめます。
<ベタ基礎>
○メリット
・耐震性にすぐれる
・地面の湿気が建物まで上がりにくい
・シロアリ被害を受けにくい
×デメリット
・コストが高い
<布基礎>
○メリット
・コストを抑えられる
×デメリット
・耐震性が低い
・地面の湿気が建物まで上がりやすい
・シロアリの被害を受けやすい
ベタ基礎は阪神淡路大震災以後に普及しはじめ、いまではたくさんの住宅で採用されるようになりました。当社でも、ベタ基礎を標準採用。また鉄筋のピッチを細かくしたり、「ダブル配筋」によって強度計算上有利にするなど、ベタ基礎のオプションも用意しております。

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