DATE 2021.08.12
【木のことを知る Vol.11・アメリカンブラックチェリー】
多摩エリアを中心に家づくりを手がけている工務店 八幡(やはた)です。
木の種類を知っておくと、空間コーディネートを考える際に役立つかもしれません。今回ご紹介するのは、北米が主な原産地の「アメリカンブラックチェリー」です。
ご存じのように「チェリー=さくらんぼ」ですので、この木は桜の仲間です。
北米には約30品種のサクラ類があるとされますが、なかでもアメリカンブラックチェリーは家具の材料として人気があります。みなさんのなかにも、家具のタグに「チェリー材」という文字を見たことがある人はいらっしゃると思います。実はチェリー材のほとんどはアメリカンブラックチェリーのことを指しているんです。
ブラックチェリーというと赤黒い実の色を思い浮かべますが、削り立ての心材は明るい琥珀色なのが特徴です。それが段々と時間が経つにつれて色が深まり、最終的には濃い赤褐色へと変化していきます。一緒に暮らすとともに色づくアメリカンブラックチェリーに、どんどん愛着がわいていくでしょう。
またこの木材はやさしい木目を持つほか、なめらかな手ざわりも特徴で、フローリングとして使うと贅沢な気分が味わえます。
フローリングだけでなく、「造作」の材料として使用するのもオススメ。造作とはオーダーメイドでつくる設備のことで、八幡ではTV台やキッチンの天板、洗面カウンターなど、いろいろなものをつくることが可能です。ぜひ家づくりの参考にしていただければと思います。
※画像はマルホンのホームページから引用
同じカテゴリの注目記事
イベント情報
人気の建築事例
CATEGORY: | |
---|---|
TAG: |