DATE 2020.11.05
【―消防署に匹敵する強靱さ― スーパーウォール工法のヒミツ①・耐震性】
多摩エリアを中心に家づくりを手がけている工務店 八幡(やはた)です。
私たちはスーパーウォール(SW)工法という特別な工事方法を採用することで、高性能な住宅を実現しています。果たしてスーパーウォール工法のなにが良くて、なぜすごいのか。これからシリーズでお伝えしていきます。今回は「耐震性」についてです。
まずスーパーウォール工法の特徴として、壁・床・天井が一体化した箱形の「モノコック構造」を採用している点が挙げられます。これはジャンボジェット機の技術にも採用されているもので、大きな外力にも変形しにくいという特徴があります。住宅においては地震や台風などの力を、分散してくれます。
さらに住宅の耐震性を高めるには、「耐力壁」をバランスよく配置することも重要です。スーパーウォール工法では最大で「壁倍率4.3倍」を実現。壁倍率とは耐力壁の強度を表す数値で、0.5〜5.0まで設定されているものです。
「筋交い」といって、柱と柱の間に斜めの木材を入れて強度を高めますが、シングルの場合が2倍、ダブルの場合が4倍となります。それに対し、スーパーウォール工法の通常の耐力壁は2.5倍、特殊な施工方法をおこなうと4.3倍を実現と、いずれも筋交いよりも壁倍率が高くなるのです。
さらに、高層ビルの制震装置として使用されている制震テープを使用することも可能です。
こうした数々の取り組みによって、建築基準法の1.5倍となる「耐震等級3」を実現しています。これは防災の拠点となる消防署や警察署などの建物の等級と同じレベルです。
スーパーウォール工法は、繰り返しの地震にも耐えうる、確かな耐震性を実現しています。
※画像の一部はLIXILのホームページより引用
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